高山宏「超人高山宏のつくりかた (NTT出版ライブラリーレゾナント)」 (NTT出版) その1
やってみたい本を一点一枚のカードに記したものを束ねて、いつも仕事机の上に転がしてある。やりたいランクAが六十五冊、Bが三十五冊。計百というところがいかにも見栄てぬ夢ふうで、良いでしょう。懐旧談ばかりで夢がないからこれからの予定として、ぼくの好きなリスト一覧で今回はしめよう。ランクAである。
リストは以下
- P・バロルスキー 『ウォルター・ペイターのルネサンス』
- E・バッティスティ『反ルネサンス』
- M・ボージュール『インクの鏡』
- D・ベルのゾラ論『権力のモデル』
- J・ベンダー『懲治監獄の夢』
- J・ブースケ『マニエリスム絵画』
- M・ブルーサティン『驚異の術(アルテ)』と『イメージの歴史』
- ビュシ=グリュックスマン『影の悲劇』
- M・A・コーズ『テクストの中の目』と『シュルレアリスト・ルック』
- R・L・コリー 『パラドクシア・エピデミカ』
- P・コンラッド『シャンディズム』
- デームリッヒ夫妻の文学事典『西欧文学の主題とモティーフ』
- E・ドナートのフロベール論『頽廃の筋書き』
- F・フィッシャー 『虹と驚異』
- A・フレッチャー『アレゴリー』
- E・E・フランク『文学建築』
- M・フリード『吸収と劇場』
- E・ギルマン『奇妙な遠近法』
- E・グラッシ『映像の力』
- M・グリーン他『ピエロ凱旋』
- C・ギエン『システムとしての文学』
- F・アリン『世界の詩的構造』
- Ph・アモン『エクスポジション』
- G・H・ハー卜マン『テクストを救う』
- N・K・ヘイルズ『コズミック・ウェッブ』
- J・T・アーウィンの哲学的推理小説論『解決という神秘』
- G=P・ビアシン『モダニティの味』
- M・ジャンヌレの『食と言葉』および『永久機関』
- L・ケレル『ピラネージと螺旋階段の神話』
- W・ケンプ『芸術という科学』
- J・コット『本質の演劇』
- D・ローウェンサル『過去は異国』
- A・ルーリ『驚異博物館』
- マサン『文字とイマージュ』
- R・K・マートン『巨人の肩の上に』
- J・V・ミローロ『マニエリスムとルネサンス詩学』
- G・S・モーソンの記念碑的ドストエフスキー論『ジャンルの境界』
- C・ネルソン『受肉された言葉』
- M・H・ニコルソン『〈我が人生この長き病〉』
- D・パスコウ『ピーター・グリーナウェイ』
- D・プレジオーシ『美術史再考』
- K・ライヒェルト『ルイス・キャロル』
- A・ロネル『テレフォン・ブック』
- S・ホルツマン『デジタル・マントラ』
- A・キルヒャー 『マテーシスとポイエーシス』
- S・ロスバッハ『現代マニエリスム』
- J・ウルフ『人文主義と機械とルネサンス文学』
- マレ・ロストンのダン・マニエリスト論『奇知の魂』
- J・ルーセ『内なると外なると』
右リストの中、ひとつでも知っていれば大したもの。
一つも知りません。R・K・マートンが社会学者だということしか知らん。
テリトリーは英文学と幻想文学とルネサンス神秘思想の共通部分なのかな?