「天才たちの日課」

老人と海」「武器よさらば」で知られる小説家のヘミングウェイが毎日書いた語数を記録していたり、「ゴリオ爺さん」などで知られる小説家のバルザックが午前1時になると起きて仕事をしていたりと、後年に名を残した人たちの「さすが」と納得するようなものから「そんなことを?」と思うほど意外なものまで、さまざまな習慣をまとめた書籍が「天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々」です。

元になった「Daily Rituals」は世界各国で翻訳されたベストセラーで、このたび日本語版が出版されました。
via: 161人の天才たちが行っていた日々の習慣をまとめた「天才たちの日課」 - GIGAZINE

10日ほど前に出版されていたのか。

原書はここ経由で知った。
スケジュールの一例はこちら→The Daily Routines of Famous Creative People | Podio
26人だけと思っていたら書籍では161人だったのか……。
そんでこのスケジュール図ではベンジャミン・フランクリンが昼寝してないことに気付いて、あれフランクリンって昼寝してたとかそういう話聞くのに、いったいどうなってんだと思い、いやでも確かに「フランクリン自伝」では昼寝してないんだよなぁ*1……あれ結局どういうことだ?
i.e. 年齢が違うか、実際のスケジュールとは違う。
そこで、こういう「一日のスケジュール」というテーマで気になったこと:

  1. スケジュールってのはやはり自己申告で、実際とは大きく異なる可能性もあるのか
  2. 第三者による、現実を反映したものなのか
  3. そもそも、いったい何歳ごろのスケジュールなのか

まあここらへんは、原著者はあまり気にならないようで、参考文献の画像を見てもわかるように、単一ソースにしか当たってないのがねぇ……でもしょうがないのよ。だってこの人は作家ですもの。チャンチャン。

おまけ

アメリカ合衆国の独立宣言を起草したベンジャミン・フランクリンは、シーツが温かいと眠られなかったそうです。そのため彼は、眠る前にベッドに冷気を当てたり、3台のベッドを並べてベッドが温まってくると次々にベッドを替えた、と伝えられています。
2/3 和のアイテム活用! 先人の知恵に学ぶ熱帯夜の快眠術 [睡眠] All About

「The Life and Miscellaneous Writings of Benjamin Franklin」に所収の「いい夢を見る方法」が出典かな?
フランクリン自身がとは書いていないように思える。(流し読み)
http://babel.hathitrust.org/cgi/imgsrv/image?id=uc1.%24b31252;orient=0;size=150;seq=61

*1: