文章理解の心理学に関連する適当なブックリスト
【文章理解】
秋田喜代美「読む心・書く心―文章の心理学入門 (心理学ジュニアライブラリ)」2002
岸学「説明文理解の心理学」2004
大村彰道,秋田喜代美,久野雅樹「文章理解の心理学―認知、発達、教育の広がりの中で」2001
川崎惠里子「文章理解の認知心理学:ことば・からだ・脳」2014
【認知心理学】
21世紀の認知心理学を創る会「認知心理学を語る〈3〉 おもしろ思考のラボラトリ」2001
日本認知心理学会,楠見孝「現代の認知心理学〈3〉思考と言語」2010
日本認知心理学会,市川伸一「現代の認知心理学〈5〉発達と学習」2010
川﨑惠里子「認知心理学の新展開 言語と記憶」2012
【学習科学】
多鹿秀継「学習心理学の最先端―学びのしくみを科学する」2008
ジョン・T.ブルーアー「授業が変わる―認知心理学と教育実践が手を結ぶとき」1997
米国学術研究推進会議「授業を変える―認知心理学のさらなる挑戦」2002
OECD教育研究革新センター「脳を育む 学習と教育の科学」2005
OECD教育研究革新センター「脳からみた学習 新しい学習科学の誕生」2010
OECD教育研究革新センター「学習の本質 研究の活用から実践へ」2013
Evernoteプレミアム
Evernote プラスと新しい Evernote プレミアム登場 - Evernote日本語版ブログ
というわけで、調子に乗って自炊PDF突っ込んでたらエラー履いて同期止まったやらかした。
無制限とはいえ限度が合ったなぁ。
痩せたソクラテス
東大卒業式、ネットで激賞 伝説の格言の内幕明かし、コピペ情報に警鐘 信州大あいさつと一緒に話題に (withnews) - Yahoo!ニュース
なんだ今更この話かとおもいきや、次の3番目の間違いについては今回初めて知った。
ところが、間違いはこれだけではないんですね。じつは、大河内総長は卒業式ではこの部分を読み飛ばしてしまって、実際には言っていないのだそうです。原稿には確かに書き込まれていたのだけれども、あとで自分の記憶違いに気づいて意図的に落としたのか、あるいは単にうっかりしただけなのか、とにかく本番では省略してしまった。ところがもとの草稿のほうがマスコミに出回って報道されたため、本当は言っていないのに言ったことになってしまった、というのが真相のようです。これが第三の間違いです。
via: 平成26年度 教養学部学位記伝達式 式辞 - 総合情報 - 総合情報
この「痩せたソクラテス」ネタ自体は、
東大総長のいった「太った豚になるよりは、痩せたソクラテスになれ」の出典を知りたい。 - レファ協ほめまくり
とか、
Q5.東大総長のいった「太った豚になるよりは、痩せたソクラテスになれ」の出典が知りたい。
via: Google v.s. 図書館 「調べる力」を競う 読書猿Classic: between / beyond readers
とかで何度か遭遇してはいたんだけどねぇ。
しかし一度も「式辞原稿を収録していただけで、当日の式辞とは違うかもしれない可能性」について考えたことはなかった。反省しきり。いや想像すること、無理だろうけどねぇw
あと雑感
式辞自体は?
なんだかなぁ、わざわざ卒業の式辞で言うほどのことなのかなぁw
調べ物
時間喰いやでぇ。
この事例では,インターネット検索でヒットした個人ブログがなんならかの二次情報にあたりますが,これを元に資料に辿り着いています。回答プロセスだけを見れば「なんだ,そんなこと。簡単じゃん」と思ってしまいますが,その裏側には多分もっと苦労したのではないかと思います。
via: 東大総長のいった「太った豚になるよりは、痩せたソクラテスになれ」の出典を知りたい。 - レファ協ほめまくり
生来のストーカー気質もとい調べ物基地外としてはこのぐらい当然である(ただしめちゃくちゃ時間を使うので余程のことではない限りやらないようにしている。
制限時間を設けて、その期間で調べられたこと・わからなかったことを記録しておいてネットに放り投げて置くのが正解なんだろう。
さて、"TelRef"のスタッフはどんな質問にも、5分以内に回答する。
図書館の内規で、5分以内に答えなくてはならない、というルールがあるからだ。でも何故?
"TelRef"のチーフはこう説明する。
「じゃないと、うちのスタッフはみんな、答えを見つけるまで絶対に探すのを止めないから」
via: NYPLの電話リファレンスがどんな質問にも5分以内に答えてくれる理由 読書猿Classic: between / beyond readers
池澤夏樹 個人編集「日本文学全集」
気になったのをピックアップ。
個人編集ということを忘れてチェックしてしまった。趣味を出してものいいのよ。
その趣味が合うかは別として。
日本文学全集 | 書誌情報
第2巻: 口訳万葉集/百人一首/新々百人一首
丸谷才一はいいとして、古今和歌集と新古今和歌集を外すのか……
第3巻: 竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土佐日記/更級日記
森見 登美彦 訳/川上 弘美 訳/中島 京子 訳/堀江 敏幸 訳/江國 香織 訳
森見登美彦と江國香織
第7巻: 枕草子 方丈記 徒然草
酒井 順子 訳/高橋 源一郎 訳/内田 樹 訳
内田樹
日本文学全集 | 書誌情報 | Page 2
第11巻: 好色一代男/雨月物語/通言総籬/春色梅児誉美
島田 雅彦 訳/円城 塔 訳/いとう せいこう 訳/島本 理生 訳
まさかの円城塔。
第13巻: 樋口一葉 たけくらべ/夏目漱石/森鴎外
川上 未映子 訳/夏目 漱石 著/森 鴎外 著
「ヘブン」、読んでません。
第17巻: 堀辰雄/福永武彦/中村真一郎
このチョイスは30巻にしては手広い感じがある
第18巻: 大岡昇平
太平洋戦争がどうとかが選考理由ねぇ。
日本文学全集 | 書誌情報 | Page 3
第21巻: 日野啓三/開高健
ベトナム戦争がどうとかが選考理由ねぇ。
第24巻: 石牟礼道子
公害文学枠らしい?
第26-28巻: 近現代作家集 Ⅰ・II・III
まだ不明。しかし面白くなりそう。
「天才たちの日課」
「老人と海」「武器よさらば」で知られる小説家のヘミングウェイが毎日書いた語数を記録していたり、「ゴリオ爺さん」などで知られる小説家のバルザックが午前1時になると起きて仕事をしていたりと、後年に名を残した人たちの「さすが」と納得するようなものから「そんなことを?」と思うほど意外なものまで、さまざまな習慣をまとめた書籍が「天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々」です。
元になった「Daily Rituals」は世界各国で翻訳されたベストセラーで、このたび日本語版が出版されました。
via: 161人の天才たちが行っていた日々の習慣をまとめた「天才たちの日課」 - GIGAZINE
10日ほど前に出版されていたのか。
原書はここ経由で知った。
スケジュールの一例はこちら→The Daily Routines of Famous Creative People | Podio
26人だけと思っていたら書籍では161人だったのか……。
そんでこのスケジュール図ではベンジャミン・フランクリンが昼寝してないことに気付いて、あれフランクリンって昼寝してたとかそういう話聞くのに、いったいどうなってんだと思い、いやでも確かに「フランクリン自伝」では昼寝してないんだよなぁ*1……あれ結局どういうことだ?
i.e. 年齢が違うか、実際のスケジュールとは違う。
そこで、こういう「一日のスケジュール」というテーマで気になったこと:
- スケジュールってのはやはり自己申告で、実際とは大きく異なる可能性もあるのか
- 第三者による、現実を反映したものなのか
- そもそも、いったい何歳ごろのスケジュールなのか
まあここらへんは、原著者はあまり気にならないようで、参考文献の画像を見てもわかるように、単一ソースにしか当たってないのがねぇ……でもしょうがないのよ。だってこの人は作家ですもの。チャンチャン。
おまけ
アメリカ合衆国の独立宣言を起草したベンジャミン・フランクリンは、シーツが温かいと眠られなかったそうです。そのため彼は、眠る前にベッドに冷気を当てたり、3台のベッドを並べてベッドが温まってくると次々にベッドを替えた、と伝えられています。
2/3 和のアイテム活用! 先人の知恵に学ぶ熱帯夜の快眠術 [睡眠] All About
「The Life and Miscellaneous Writings of Benjamin Franklin」に所収の「いい夢を見る方法」が出典かな?
フランクリン自身がとは書いていないように思える。(流し読み)
*1:
将棋
俺、小学校では将棋クラブだった……というわけでちょっくら将棋やるわと将棋始めて2ヶ月、やっと将棋ウォーズ10秒で2級になりました。なお3分と10分はまだやっていない模様笑。
将棋ウォーズ boxeur
3級から2級に上がるのは本当に大変でした。負け続きでムキになって雑な指し方するからさらに負けるの負のスパイラルにハマったからなんだけどw
3級まではCPUとの対戦もあったのでサクサク自分の実力以上に昇級してたのがいけなかったね。やっぱCPU対戦はナシにしておかないと。
そんで次は1級目指そうって感じなんだけど、さすがにこのレベルだとちょっとやそっとじゃ勝てない。というか殆ど勝てない。実力以上に昇級したのがあかんかったんや……。
というわけで、ここからはちゃんと勉強しましょうね、検討もしましょうね、という感じですね。
1ヶ月課金して元を取ろうとたくさん対局した結果、数が多くて検討なんかやってられるかって状態でした笑。あと検討する能力もなかったからな笑。
検討用に激指でも買おうかと思ってますけど、ちょっと金欠で……あと定跡道場4が7月に出るかもしれないし、それ待ちもある。
使った棋書とか書いておきますね。
マイナビ将棋ブックス
小川明久「新版 将棋入門 入門書の決定版」 300円
駒落ち+平手の入門書のうち、平手部分を削った再販版。なので平手の指し方は学べないけど、素晴らしい入門書。
さらにこのiPhoneアプリは駒が動くので初心者にオススメ。
このアプリ、2013年9月以降新刊が出ておらず、iPad版将棋世界も休止したし、駒が動くアプリはオワコンっぽいね。
アプリ終了なりそうだったら評価高い書籍を買いだめしよう……。
渡辺明の詰将棋 入門編
インターフェイスにもう少し工夫が必要だけど、基本的には良アプリ。
渡辺明の詰将棋 初級編
3手詰め100問。まだ難しいです……。
1手詰めよりクオリティは下がってるかな。特に解説。
LPSA 将棋 次の一手ぴょん!
各コンテンツ30問で200円と割高。
題材も類書と比べて多少レベルは低いっぽいけど逆にそこがアマに受けそうな感じ。
3問ほどお試しで遊べる。
i羽生将棋
羽生善治の着手予想と詰め将棋・逃げ将棋がメインコンテンツ。
着手予想は難しすぎる。コメント少な過ぎだろう……監修したプロ棋士でも正答率40%ぐらいだとか。まあメインコンテンツに見せかけたおまけ機能でしょうw
詰め将棋・逃げ将棋はNintendo DSの移植かな?逃げ将棋は類書が無い*1ので良いコンテンツではあるんだけど、ところどころやっつけ問題があってう~ん……って感じ。あと問題はランダム出題のみで、選べない。終わった後に間違えた問題を解き直すことはできるけど、う~ん……。
羽生善治の将棋のお手本 上達する初心者からの手筋講座
駒の使い方 おさらい問題 100円
次の一手問題 序中盤 200円
次の一手問題 終盤 200円
問題は少ないので、アドオンを買うべきなんだけど、次の一手問題は初心者・初級者にはちょっと難しいだろう。
羽生善治の将棋のお手本 初心者からの定跡講座
各定跡は、普通の定跡書のまるまる1章がアプリになったぐらい手順が長ので初心者・初級者はこのアプリだけではお手上げだろう。
将棋盤を使うか、kifu for Windowsを使うべし。
定跡は分売しているので、居飛車しか指さない、振り飛車しか指さないといった人も便利。